コラム
2026/01/07
2026年オフィス改装で注目すべきは「吸音対策」!防音との違いや生産性を高める効果を解説

働き方の多様化に伴い、オフィスの役割が大きく変化しています。単なる作業場から「コミュニケーションの場」へとシフトする中で、多くの企業担当者を悩ませているのが「音」の問題です。
「Web会議の声が周りに響いてうるさい」
「新しく作った会議室の反響がひどく、会話が聞き取りづらい」
「改装して綺麗になったが、なんとなく疲れやすくなった気がする」
こうした声が挙がる場合、原因の多くは室内の「吸音対策」が不足していることにあります。見た目のデザインや家具にはこだわっても、目に見えない「音環境」の設計は見落とされがちです。
本記事では、オフィス改装や移転を検討中の担当者様に向けて、なぜ今「吸音」が必要なのか、防音との違いや導入メリットを解説します。さらに、機能性とサステナビリティを同時に叶える、株式会社GREEN FLAGの次世代リサイクル吸音ボード「Rebornfiber®(リボーンファイバー)」についてもご紹介します。
Web会議の急増とオープンスペース化が生んだ「音の課題」
「反響音」が引き起こす従業員のストレスと生産性低下
●基礎知識:「吸音」と「防音(遮音)」の決定的な違い
音を跳ね返す「遮音」と、音を吸収して減衰させる「吸音」のメカニズム
オフィス環境の改善において、なぜ「遮音」より「吸音」が効果的なのか
●適切な吸音対策がオフィスにもたらす3つのビジネスメリット
【コミュニケーション】声の明瞭度が上がり、会話やWeb会議がスムーズになる
【集中力】不快なノイズを低減し、業務への没入感と生産性を向上させる
【プライバシー】会話漏れを防ぎ、情報セキュリティと心理的安心感を確保する
●機能性とサステナビリティを両立する次世代の吸音材「Rebornfiber®」
繊維独自の多孔質構造が生み出す、優れた吸音性能の実力
廃棄衣類を循環資源に。導入するだけでSDGs・CSR活動に直結
無機質な吸音材とは一線を画す、意匠性と温かみのあるデザイン
●快適で環境に優しいオフィスづくりへ。まずは素材を体験してください
会議室からオープンスペースまで。Rebornfiber®の導入推奨エリア
実際の質感と効果を確かめる「カットサンプル」のご案内
なぜ今、オフィス空間において「吸音」が重要視されているのか

近年、オフィスデザインのトレンド変化とともに、「音」に関するトラブルが急増しています。これには大きく2つの背景があります。
Web会議の急増とオープンスペース化が生んだ「音の課題」
かつてのオフィスは、個々に座席が割り振られており、席では主に自分自身のタスクをこなし、打合せは専用の個室や会議室で行うといった形式が主流でした。しかし現在は、コミュニケーション活性化を目的とした「壁のないオープンスペース」や「フリーアドレス制」が主流です。
開放的な空間は視覚的な広がりをもたらす一方で、音を遮るものがないため、話し声や電話の音が空間全体に広がりやすくなります。さらに決定的な要因となったのが、Web会議(オンライン会議)の定着です。自席やオープンスペースでヘッドセットをつけて会議に参加する社員が増えたことで、フロアのあちこちから「会議の声」が発生し、それがノイズとなって周囲の集中を阻害するケースが頻発しています。
「反響音」が引き起こす従業員のストレスと生産性低下
もう一つの要因は、モダンなオフィスデザインで多用される素材の影響です。 近年のオフィスは、ガラス張りの会議室、コンクリート打ちっ放しの壁、スケルトン天井など、スタイリッシュなデザインが人気です。しかし、ガラス・コンクリート・スチールといった硬い素材は、音を非常に強く反射します。
音が壁や床で反射を繰り返すと、「残響時間」が長くなります。すると、以下のような現象が起こります。
・ワンワンと響く
体育館やトンネルの中にいるように声が響き、何を言っているか聞き取りにくくなる
・カクテルパーティー効果の阻害
騒音の中で必要な声だけを聞き分ける脳の機能が働きにくくなり、会話をするだけで無意識に疲労が蓄積する
このような環境では、従業員は「聞き取る」こと自体にエネルギーを使い、本来業務に向けるべき集中力が削がれてしまいます。これが、音環境の悪化による生産性低下のメカニズムです。
基礎知識:「吸音」と「防音(遮音)」の決定的な違い

音対策を検討する際、「防音」「遮音」「吸音」という言葉が混同されがちです。適切な対策を行うためには、これらの違いを正しく理解する必要があります。
一般的に「防音」とは、「遮音」と「吸音」を組み合わせた総称ですが、その役割は真逆と言っても過言ではありません。
音を跳ね返す「遮音」と、音を吸収して減衰させる「吸音」のメカニズム
遮音(しゃおん)
音を通過させずに「跳ね返す」性質のことです。コンクリート、石膏ボード、ガラス、鉄板などの重くて硬い素材がこれに当たります。外からの騒音を入れたくない、中の音を外に漏らしたくない場合に有効ですが、室内側では反射音が増えるため、部屋の中はかえってうるさくなることがあります。
吸音(きゅうおん)
音を取り込み、熱エネルギーに変換して「減衰させる(消す)」性質のことです。グラスウール、フェルト、スポンジなどの、細かい穴がたくさん空いている(多孔質)素材がこれに当たります。音の反射を抑えるため、室内が静かになり、音がクリアに聞こえるようになります。
オフィス環境の改善において、なぜ「遮音」より「吸音」が効果的なのか
多くのオフィスでは、壁や窓ガラスによって既に一定の「遮音」性能は確保されています(外の車の音などはそこまで気にならないケースが多いはずです)。現在問題になっているのは、「室内の音が響きすぎる」「同僚の声がうるさい」という内部の音の問題です。
この場合、さらに壁を厚くして「遮音」を強化しても、音は室内で跳ね返り続けるため、状況は改善しません。むしろ悪化することさえあります。 必要なのは、反射音を吸収して響きを止める「吸音」対策です。壁や天井、パーティションなどに適切な吸音材を設置することで、残響が減り、驚くほど静かで話しやすい空間に生まれ変わります。
適切な吸音対策がオフィスにもたらす3つのビジネスメリット

吸音対策への投資は、単なる環境改善にとどまらず、企業のパフォーマンス向上に直結するメリットをもたらします。
【コミュニケーション】声の明瞭度が上がり、会話やWeb会議がスムーズになる
吸音材を導入して残響時間を短くすると、言葉の一つひとつがクリアに聞こえるようになります(音声明瞭度の上昇)。会議室においては、「Web会議の相手から『声が響いて聞き取りにくい』と言われる」といったトラブルが激減します。対面のミーティングでも、大声を出す必要がなくなり、落ち着いたトーンで建設的な議論が可能になります。
【集中力】不快なノイズを低減し、業務への没入感と生産性を向上させる
人間の脳は、突発的な音や意味のある言葉(他人の会話など)に対して敏感に反応してしまいます。吸音対策を行うと、遠くでしている会話や足音などの生活雑音が減衰し、耳障りな高音域のノイズもソフトになります。「静けさ」の質が高まることで、従業員は目の前のタスクに集中しやすくなり、業務効率と生産性の向上が期待できます。
【プライバシー】会話漏れを防ぎ、情報セキュリティと心理的安心感を確保する
意外なメリットとして「スピーチプライバシー」の向上が挙げられます。 吸音されていない空間では、会話が反射して遠くまで届いてしまいます。吸音材を設置することで、離れた場所にいる人には会話の内容が届きにくくなります。「自分の電話の内容が聞かれているかもしれない」という心理的ストレスを軽減し、また人事面談や機密情報の取り扱い時における情報漏洩リスク(ソーシャルリスク)の低減にも寄与します。
機能性とサステナビリティを両立する次世代の吸音材「Rebornfiber®」

吸音材の重要性は理解できても、「オフィスに合うデザインのものがない」「環境配慮も同時に進めたい」という方も多いでしょう。 そこでGREEN FLAGが提案するのが、廃棄衣類を原料としたリサイクル吸音ボード「Rebornfiber®(リボーンファイバー)」です。
繊維独自の多孔質構造が生み出す、優れた吸音性能の実力
「Rebornfiber®」は、回収された古着や繊維廃棄物を粉砕し、熱と圧力で板状に成形した素材です。原料である繊維が複雑に絡み合うことで、内部には無数の空気層(隙間)が存在します。これが理想的な「多孔質構造」となり、音の振動を効果的に摩擦熱へと変換して吸収します。特に、人間の話し声が含まれる周波数帯域(500Hz〜2000Hz付近)においてバランスの良い吸音率を発揮するため、オフィスの騒音対策として非常に理にかなった素材といえるでしょう。
廃棄衣類を循環資源に。導入するだけでSDGs・CSR活動に直結
一般的に建材で使用する吸音材の多くは、グラスウールや石油由来のウレタンフォームなどが使われています。 一方、「Rebornfiber®」は、本来焼却処分されるはずだった「衣類」を資源として再利用しています。オフィス改装の際にこの素材を採用することは、そのまま廃棄物の削減とCO2排出量の抑制に貢献することを意味します。
「オフィスの壁面に、リサイクル素材を使用する」 このアクションは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」への具体的な取り組みとして、CSRレポートや対外的な広報活動で強力なアピール材料となります。環境意識の高い従業員や取引先からの評価向上にもつながります。
廃棄衣類を循環資源に。導入するだけでSDGs・CSR活動に直結
一般的に建材で使用する吸音材の多くは、グラスウールや石油由来のウレタンフォームなどが使われています。 一方、「Rebornfiber®」は、本来焼却処分されるはずだった「衣類」を資源として再利用しています。オフィス改装の際にこの素材を採用することは、そのまま廃棄物の削減とCO2排出量の抑制に貢献することを意味します。
「オフィスの壁面に、リサイクル素材を使用する」 このアクションは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」への具体的な取り組みとして、CSRレポートや対外的な広報活動で強力なアピール材料となります。環境意識の高い従業員や取引先からの評価向上にもつながります。
無機質な吸音材とは一線を画す、意匠性と温かみのあるデザイン
従来の吸音材は、「あくまで下地材として見えないように使う」か、「スポンジのような見た目でデザイン性に欠ける」ものが主流でした。「Rebornfiber®」は、内装の仕上げ材として「見せる」ことを前提に開発されています。
繊維由来の独特の素材感と、古着の色が混ざり合ったテクスチャは、空間に温かみと柔らかい表情を与えます。大理石や石材のようにも見える高級感がありながら、ファブリックの優しさも兼ね備えているため、エントランスや役員会議室といった格式ある空間にも違和感なく馴染みます。
快適で環境に優しいオフィスづくりへ。まずは素材を体験してください

「Rebornfiber®」は、吸音性能、デザイン性、そしてサステナビリティのすべてを兼ね備えた、これからのオフィスに最適なマテリアルです。
会議室からオープンスペースまで。Rebornfiber®の導入推奨エリア
会議室の壁面・天井
反響を抑え、Web会議の品質を劇的に向上させます。
フォンブース(集中ブース)の内装
狭い空間での音の反響を防ぎ、快適な通話環境を作ります。
オープンスペースの間仕切り・柱巻き
空間のアクセントとしてデザイン性を高めつつ、周囲への音の拡散を抑制します。
カフェエリア・リフレッシュスペース
雑音を低減し、リラックスできる静かな環境を提供します。
実際の質感と効果を確かめる「カットサンプル」のご案内
「どの程度硬いのか?」「表面の肌触りは?」「どんな色が混ざっているのか?」 そうした疑問を解消していただくために、GREEN FLAGでは「Rebornfiber®」の実物カットサンプルをご用意しております。
持続可能な事業を継続するため、サンプルは有償でのご提供となりますが、すでに具体的な検討段階に入っている場合などは、お打ち合わせの際に無償でお渡しすることも可能です。具体的な導入事例や施工方法に関するご相談も随時承っております。
オフィスの音環境を改善し、働く人の生産性を高め、同時に地球環境にも貢献する。「Rebornfiber®」で、そんな理想的なオフィスづくりを始めませんか。
本文中で使用してる実績画像は積水化学工業様の導入実例です。




