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コラム

2023/12/11

【FAQ】オリジナルボード製造に関して、よくある質問をまとめました

こんにちは、GREEN FLAGの横倉です。

事業をスタートしてから早半年、たくさんのお客様に当社の再生繊維フェルト材へ興味をもっていただくことができて大変嬉しく思います。

この記事では、お客様からお預かりした廃棄繊維を資源として原料にした、オリジナル再生繊維フェルト材を製造するお取組みのご検討に際して、皆様からよくご質問いただく内容にお答えしてまいります。

廃棄予定の繊維を資源に変えて自社の企業活動に活用したいと考える皆様にとって、疑問解消のお役に立てたら幸いです。


目次(読みたいブロックにジャンプします)


原料について



Q.原料にできる繊維製品とはどんなものですか?



A. 一般的な衣料品はもちろん、スポーツユニフォーム、制服、衣装、リネン、カーテン、繊維工場の端材など、繊維製品であれば基本的に全て原料化が可能です。解繊をした際に繊維状になるかどうかがポイントのため、革・ゴム・羽毛などは原料化が難しい素材となります。これらが製品の一部に含まれている場合は、前さばきの工程で、ボタンやファスナーなどと共に取り外しの作業を行います。

Q.最小でどのくらい廃棄繊維があればオリジナル製造ができますか?



A. 最小で約60kg程度の繊維製品(120サイズのダンボール3箱分程度の製品)があれば、オリジナルの再生繊維フェルト材を制作できます。オリジナル再生繊維フェルト材の製造では、お預かりした繊維を主原料として使用いたしますが、フェルト材の品質(硬度や密度)を安定させるために工場の既存の繊維も混ぜ合わせて制作します。





Q.支給した原料が足りない場合はどうしたらいいですか?



A. お預かりした繊維製品が足りない場合は、工場で在庫している原料を足し合わせますのでご安心ください。

Q.ボードの原料で使いきれない廃棄繊維はどうしたらいいですか?



A. 再生繊維フェルト材の原料として使用しきれなかった余剰の廃棄繊維がある場合、「リサイクル作業委託費」を頂戴し、当社でリサイクル作業をお引き受けすることが可能です。余剰の廃棄繊維は、協力工場にてウエス、軍手、自動車内装材などにリサイクルいたします。



製造について




Q.預けた廃棄繊維で生産できる枚数の目安が知りたいです。



A. 生産枚数は、お客様からお預かりした繊維製品の内容次第で変動しますが、一般的な基準では以下の通りです。
一般衣類60kgを原料にした場合に製造できる再生繊維フェルトシートの目安
1㎜…60枚程度
5㎜…15枚程度
10㎜…8枚程度
繊維の内容や状態によって前後するためあくまでも目安となります。

Q.リサイクルのエビデンスは出せますか?



A. オリジナルボード製造の場合、お客様からお預かりした廃棄繊維を原料として使用したことを証明する「リサイクル明細書」を当社から発行します。リサイクル明細書には、前さばき作業後の原料総量と、機械への投入時の写真を添付しております。また、余剰の廃棄繊維をリサイクルする場合もリサイクルを実施したことを示す証明書を発行します。


Q.資源の循環は実現できますか?



A. コーティングなどの2次加工をしていない再生繊維フェルト材であれば、製品化したものであっても再度回収して分解することで、原料として循環させることが可能です。回収の仕組みはお客様と弊社とで連携して構築する必要がございます。


加工について



Q.製造した再生繊維フェルト材はどんなものが作れますか?



A. 再生繊維フェルト材は、厚みによって活用シーンも変わります。縫製可能な1㎜シートではバッグやポーチなどのノベルティ展開や新たな自社商品のお話をいただくことが多く、5㎜以上の厚みがあるボードタイプであれば、オフィスや店舗で使用する什器、ゴミ箱、パーテーションなどのツール製造、自社展示会の装飾・ディスプレイの資材などに適しています。もちろん御社ならではの新しい用途開発もサポートいたしますので、ぜひ活用したいアイディアをお聞かせください。

Q.形状加工は何ができるの?



A. 0.5mm~1mmは縫製が可能、家庭用ミシンでも縫うことができます。一般的な生地と同様の扱いで形状加工を行ってください。硬質のボード材については、カットや接合などは木材と同様の技法で加工をしていただけます。

Q.機能性付加加工は何ができるの?



A. 含浸または塗装で機能性を付加できます。当社の制作実例では撥水加工・防炎加工は検証済みです。

Q.2次加工の実績が見たいです。



A. ホームページの【Case】にお取組み企業様のご実績を掲載中です。
またその他にもサンプル実績等ございますので、サイトに載せていない実例がご覧になりたい場合はお気軽にお問い合わせください。


執筆者



Noriko Yokokura
サーキュラーエコノミー事業を展開する株式会社GREEN FLAGの営業企画を担当。
廃棄衣類ゼロを目指す事業推進を通じて学んだ知識を活かし、環境問題や社会課題について
みなさんにわかりやすいカタチで発信します。



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