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コラム

2024/05/27

【最新FAQ】再生繊維フェルト(Rebornfiber®)ボードに関するよくあるご質問

こんにちは、GREEN FLAGの横倉です。

Rebornfiber®について、日々多くのお客様にご興味をもっていただくことができて大変嬉しく思います。

ここでは、再生繊維フェルト(Rebornfiber®)ボードについてお客様からよくいただくご質問とその回答をおまとめしました。

お問い合わせの前に解消しておきたい、ちょっとした疑問解消のお役に立てたら幸いです。


目次(読みたいブロックにジャンプします)


製品について



Q.接着材は本当に不使用なんですか?



A. はい、不使用です。GREEN FLAGの再生繊維フェルト(Rebornfiber®)は「廃棄繊維」と「融着繊維」を配合し、エアレイド製法で成形したフェルト素材を特殊な熱プレスによって硬質化しています。そのため接着剤と水は一切使用しておりません。ホルムアルデヒドやVOC等の有毒物質の検出も無く、安心してご使用いただける繊維素材となります。

Q.素材のラインナップは2種類だけですか?



A. 現在製造しているのは混紡材(青みがかったグレー色)と麻材(薄いブラウン)の2種類となります。今後の展開として、現在協力先との提携により廃棄繊維の色分けによるカラーバリエーションを準備しており、今後カラーのラインナップは拡充ができる予定です。またお客様のオリジナルボード製造であれば、色味は原料と相関するためお客様のオリジナルカラーを生み出すことも可能となります。



Q.硬さはどのように調整してるのか教えてください。



A. 再生繊維フェルト(Rebornfiber®)の硬さは、主に融着繊維の配合で調整をしています。より硬いボードにするためには、バインダーの比率を上げることで硬度がある製品が仕上がります。また融着繊維の配合率が同じであっても、原料となる繊維の種類によって仕上がるボードの硬さに変化があります。そのためお客様からお預かりした原料でボード製造を行う場合は、用途に合わせて配合率を調整させていただきます。

Q.36版ってどんなサイズですか?



A. 36版サイズとは910mm×1820mmサイズを指しています。土木建築業界で一般的に使用される規格サイズとなります。
GREEN FLAGのRebornfiber®ボードはすべてこの910mm×1820mmで製造しており、こちらが最大サイズとお考えください。36版以下でご希望のサイズがある場合は、工場でカットを行った後に納品をさせていただくことも可能です。

Q.それぞれの重さが知りたいです



A. 当社の規格材の重量はそれぞれ下記の通りです。
1mm厚・・・約800g
5mm厚・・・約4kg
10mm厚・・・約7kg
同じ厚みでも硬さを出すと繊維の密度が増すため、重量も増えます。


特徴について




Q.素材の特徴は何ですか?



A. Rebornfiber®は接着剤を使用しないエアレイド製法のフェルトボードです。
一般的な合板は水に濡れると表面の浮き上がりが発生したり、
また使用環境によっては湿度による反りやゆがみなどが起きる場合がありますが、
Rebornfiber®ボードの場合はそのような心配がありません。
繊維のメリットがそのまま素材の特徴になるとイメージしてもらえると分かりやすいです。




Q.どんな機能があるのでしょうか?



A. 多孔質な繊維フェルトボードのため、通気性、緩衝性、断熱性などの機能的特徴がありますが、
最も機能として優秀なのは吸音性です。「吸音」とは防音方法のひとつであり、音エネルギーを吸着して減退させることで空間の反響する音を減らします。
よくあるキンキンとした音や、不快な音割れが軽減されるため、会話や音楽などが聞こえやすく、快適な空間づくりを叶えます。



Q.不燃材として使えますか?



A. 現状では不燃、準不燃認証はありません。難燃グレードへの後加工は対応可能です。
内装制限のある商業施設の壁面などへご使用を検討される場合は、
物件の総面積に応じて使用できる範囲内でご使用ください。

Q.水にぬれても大丈夫ですか?



A. 繊維ボードのため水にぬれた場合は吸水し、その後自然に乾燥します。
水濡れによってほぐれてしまうといった心配はありません。

Q.屋外で使用する場合はどうしたらいいですか?



A. 雨などで濡れても型崩れをする・崩れてしまうといった心配はありませんが、
あまり水を浸み込ませたくない場合は後加工にて撥水剤を吹き付けることをお勧めします。


加工について



Q.形状加工は何ができるの?



A. 0.5mm~1mmは縫製が可能、家庭用ミシンでも縫うことができます。一般的な生地と同様の扱いで形状加工を行ってください。硬質のボード材については、カットや接合などは木材と同様の技法で加工をしていただけます。


Q.機能性付加加工は何ができるの?



A. 含浸または塗装で機能性を付加できます。当社の制作実例では撥水加工・防炎加工は検証済みです。

Q.2次加工の実績が見たいです。



A. ホームページの【Case】にお取組み企業様のご実績を掲載中です。
またその他にもサンプル実績等ございますので、サイトに載せていない実例がご覧になりたい場合はお気軽にお問い合わせください。


執筆者



Noriko Yokokura
サーキュラーエコノミー事業を展開する株式会社GREEN FLAGの営業企画を担当。
廃棄衣類ゼロを目指す事業推進を通じて学んだ知識を活かし、環境問題や社会課題について
みなさんにわかりやすいカタチで発信します。



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