コラム
2026/10/19
NEW【法人向け】不要な制服・作業着をリサイクルできる会社の選び方と廃棄リスクも解説

企業の総務・人事、あるいはサステナビリティ推進担当者が毎年頭を悩ませる「使い終えた制服・作業着」の処分問題。モデルチェンジや従業員の退職、汚れや破損などにより、企業からは日々多くの制服が不要品として排出されており、これまでは「産業廃棄物」として焼却処分されるのが一般的でした。しかし、近年では環境問題への意識の高まりや企業の社会的責任(CSR・SDGs)の観点から、単なる廃棄ではなく「リサイクル」を選択する企業が急増しています。
本記事では、繊維リサイクル事業を展開している株式会社GREEN FLAGが、法人が不要な制服をそのまま廃棄してはいけない理由と潜むリスクを解説するとともに、自社に最適な制服リサイクル会社を選ぶための重要ポイントを詳しく解説します。また、廃棄される制服に新たな価値を吹き込む、次世代のアップサイクル・ソリューションについてもご紹介します。
法人の制服・作業着をそのまま廃棄してはいけない理由
使用済みの制服や作業着を、そのまま産業廃棄物として処理業者に引き渡したり、可燃ゴミとして処分したりすることには、手軽さと引き換えに企業にとって大きなリスクが伴います。主に「セキュリティ」と「企業価値」の2つの側面から、その理由を紐解いていきましょう。
セキュリティと情報漏洩のリスク
最も直接的かつ深刻なのが、セキュリティ上のリスクです。企業の制服や作業着には、自社のロゴマーク、社名刺繍、あるいは個人のネームタグが施されていることがほとんどです。これらが未処理のまま第三者の手に渡った場合、企業の信用を根底から揺るがす事態に発展しかねません。
例えば、廃棄されたはずの制服がネットオークションやフリマアプリで転売されるケースは多々見られます。悪意のある第三者がその制服を入手し、従業員になりすまして関係者以外立入禁止の施設に侵入したり、顧客の自宅を訪問して詐欺事件を起こしたりする危険性もあります。万が一このような事件が発生した場合、「制服の適切な管理・廃棄を怠った」として、企業の管理責任が厳しく問われ、ブランドイメージの失墜や損害賠償問題に発展するリスク(ブランド毀損リスク)を抱えることになります。
企業のSDGs・ESG経営への影響
現代のビジネス環境において、企業は利益を追求するだけでなく、地球環境への配慮を持続的に行うことが求められています。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みや、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)を重視するESG投資の観点から、廃棄物の削減は企業の評価に直結する重要課題です。
不要になった制服をただ燃やす(単純焼却)ことは、CO2の排出を伴い環境負荷を増大させます。熱エネルギーとして回収する「サーマルリサイクル」も、焼却時にCO2を排出してしまうことは避けられないことから、欧米を中心とした世界の環境基準においては「真のリサイクルとは呼べない」という見方が主流になりつつあります。資源を循環させ、廃棄物を新たな資源として活用する「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」への移行は、もはや企業の社会的義務であり、これに逆行する廃棄方法は企業価値を低下させる要因となります。
法人が制服リサイクル会社を選ぶ際の3つの重要ポイント
制服のリサイクルを決断しても、委託する業者選びを間違えれば、期待する効果は得られません。法人担当者が信頼できるリサイクル会社を見極めるための、3つの重要な比較ポイントを解説します。
1. リサイクルの透明性と「その先」の用途
「回収された制服が、最終的に何に生まれ変わるのか」というトレーサビリティ(追跡可能性)が明確であるかは非常に重要なポイントです。
回収業者の中には、引き取った衣類を海外に輸出するだけだったり、安価なウエス(工業用雑巾)にするダウンサイクル(元の製品より価値が下がるリサイクル)で終わらせたりするケースも少なくありません。企業として環境への貢献を社内外にPRするためには、「回収・処理のプロセスが透明であること」と、「どのような付加価値を持った製品として社会に還元されるのか」を明確に示せるリサイクルパートナーを選ぶ必要があります。
2. セキュリティへの配慮と確実な処理
前述した情報漏洩リスクを完全に絶つため、セキュリティ体制が万全な会社を選ぶことは絶対条件です。 回収した制服をそのままの形で移動・保管するのではなく、速やかに「社名ロゴやネーム部分を物理的に除去する」「裁断機などで原型を留めない状態にする」といった処理工程がスキームに組み込まれているかを確認しましょう。企業のコンプライアンスを守る上で欠かせないチェック項目です。
3. 環境負荷を最小限に抑えるスキーム
一口にリサイクルと言っても、その手法によって環境への影響は異なります。制服を化学的に分解して糸に戻すケミカルリサイクルや、細かく裁断して反毛(はんもう)して利用するマテリアルリサイクルなど、さまざまな手法があります。
選ぶべきは、処理工程自体において大量のエネルギーや水、化学薬品を使用せず、環境負荷を最小限に抑えられているスキームです。さらには、廃棄されるはずだった制服に新たなデザインや機能性を付加し、元の制服よりも高い価値を持つ製品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」の視点を持つ企業を選ぶことで、自社のSDGsへの貢献度をより高く示すことができます。
廃棄制服に新たな価値を。株式会社GREEN FLAGの制服リサイクル
企業の抱える「廃棄リスクの払拭」と「サーキュラーエコノミーへの貢献」という2つの課題を同時に解決するのが、株式会社GREEN FLAGが提供する制服リサイクルソリューションです。「Discard less, Create more.(捨てるものを減らし、より多くの価値を創造する)」という理念のもと、不要になった制服を単なる資源の再利用に留めず、独自技術によるアップサイクルを行っています。
独自の再生繊維フェルトボード「Rebornfiber®」へのアップサイクル
GREEN FLAGの最大の特徴は、回収した制服や作業着を、高品質な再生繊維フェルトボード「Rebornfiber®(リボーンファイバー)」へとアップサイクルする独自の技術とスキームを持っている点です。
従来のマテリアルリサイクルでは、ウエスや自動車の内装材など使用できる用途が限定的になるという課題がありました。しかしGREEN FLAGでは、廃棄制服を丁寧に反毛(繊維を綿状にほぐすこと)し、特殊な製法で圧縮することで、高い強度と独特の風合いを持つフェルトボード「Rebornfiber®」へと再生させます。廃棄されるはずだった制服が、美しい意匠性を持つ全く新しいマテリアルへと生まれ変わるのです。
オフィス家具や吸音パネルへの活用とサーキュラーエコノミーの実現
生まれ変わった「Rebornfiber®」は、明確な「その先」の用途を持っています。代表的な活用例が、オフィス家具やパーテーション、特に空間の音環境を改善する「吸音パネル」としての利用です。
Rebornfiber®は、神戸大学との共同研究(卒業論文研究)においてもその構造体の優れた吸音性能が実証されており、確かな機能性を持った素材として空間設計の現場で高く評価されています。
https://greenflag-corp.co.jp/newsdetail?wgd=news-102&wgdo=date-DESC自社の従業員が着ていた制服が吸音パネルやオフィス家具に生まれ変わり、再び自社のオフィス環境を彩る。これこそが、GREEN FLAGが提供する独自のサーキュラーエコノミー(循環型経済)の形です。企業は制服をリサイクルに出すことで、直接的にサステナブルな空間作りに貢献していることをステークホルダーへ明確に提示できます。
安心のセキュリティと確実な処理体制
企業が最も懸念するセキュリティリスクに対しても、万全の体制を敷いています。回収された制服は、速やかに仕分け・解体作業に入ります。Rebornfiber®を製造する現場は自動車吸音材も製造している工場であることから、外部からの訪問にも厳しい制限を設けているため、第三者へ制服が流出するリスクはきわめて低い環境です。処理の透明性を確保し、企業のコンプライアンス部門も安心して導入できる確実な処理フローを構築しています。
制服・作業着のリサイクルに関するよくある質問(FAQ)
Q: どんな素材の制服でもリサイクル(Rebornfiber®への加工)は可能ですか?
A: 基本的にはポリエステルや綿、ウールなど、一般的な制服・作業着に使用されている素材であれば問題なくリサイクル可能です。特殊なコーティングが施されているものや中綿があるものなど、一部対応が難しい場合もございますので、まずはヒアリング時に素材の組成をお知らせください。
Q: これまでどのような衣服や繊維をアップサイクルしてきましたか?
A.最も多いのは、製造業を担う企業で着古した作業服をアップサイクルしたいといった事例です。その他にも、ユニフォームの切り替えタイミングで旧ユニフォームを再資源化したいといったご相談も多くいただきます。またそれ以外にも白衣、リネン、のぼり旗など様々な古繊維を再資源化できますのでお気軽にご相談ください。
Q: 会社のロゴが刺繍されていますが、そのままで引き取ってもらえますか?
A: はい、そのままの状態で問題ございません。回収後、GREEN FLAGの提携現場にて責任を持ってロゴ部分の除去や物理的な裁断を行い、情報漏洩のリスクを完全に排除してからリサイクル工程へと進めます。
Q: 小ロット(数十着程度)からの依頼も可能ですか?
A: 数量についても柔軟にご相談を承っております。お客様からお預かりしたものだけででオリジナルRebornfiber®ボードを製造したい場合には最低60kg必要ですが、足りない場合は弊社で原料の補填が可能です。企業の規模を問わずサーキュラーエコノミーに参加いただけるようサポートいたしますので、まずは数量に関わらずお問い合わせください。
Q: リサイクルした制服を、自社のオフィス用吸音パネルとして納品してもらうことは可能ですか?
A: はい、可能です。自社で排出した制服を自社オフィスの内装材や家具(Rebornfiber®製品)として再導入する「クローズドループ」の取り組みは、社内外への非常に強力なSDGsのアピールとなります。詳細なデザインや設計についてはご相談ください。
まとめ:制服の廃棄を、企業の新たな価値創造のチャンスに変える
株式会社GREEN FLAGでは、廃棄制服を高品質な再生繊維フェルトボード「Rebornfiber®」へとアップサイクルし、オフィス空間を豊かにする吸音パネルなどのインテリア製品へと昇華させます。詳細なリサイクルスキームの資料請求や具体的なご相談は、Webサイトより随時受け付けております。




